1998年にお金の運用を始めようとして勉強をしたが、自分が気軽に投資できる商品はほとんどなかった。結局入ったのは養老保険。2014年にインフレ対策として、バンガード社の広告を見て興味を持ち、投資信託を始めた。10年前でもいい商品は少なかった。例えば、20年運用したらこれくらいになるという広告があるが、そもそも20年前にそんな商品はほとんど存在していなかったので意味がない。今でもおかしな商品は多いが、たった10年前に比べて投資環境は抜群によくなっている。2014年に新興国債券も購入したが、これは大失敗。知識不足が理由である。これを買った証券会社は、時々部長級の人が来て、1000万台の仕組債を提案してくる。提案する方も問題があるが、買う方にも問題がある。まず、顧客に投資教育をするべきである。
はじめてテレビ番組をプロデュースした時に、音楽の使用に関して、出版会社と何度もやりとりをした。使用する音楽は、既存曲、新たに作る曲など、様々。そして、放送だけではなく、その後のDVD発売における権利処理も想定する必要があった。ある程度、勉強して交渉したのだが、さっぱり分からない。同じ曲が、番組とCMで使われていても、使用料は、天地ほどの開きがある。なんで、こんなに複雑なのか?
何回かやってみて、誰が儲かるか?ということを考えれば、わかるようになった。CMと映画では、ビジネス規模が違うので、ルールが異なる。映画は優遇されていると思ったが、そうでもしないと、産業として成り立たないのだろう。でも、そういった個別ルールが分からなくしているのも事実である。