金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。
今やりたいとは思わない。あまりにも報われなさすぎる。プロデューサーにとって、3つの関門がある。①企画を通す。②制作する。③ヒットする。②と③は、赤字の可能性がつきまとう。これらをクリアするには、実力以外に運も必要な困難な作業である。 製作側に問題がある。日本の興行を基準にすると、制作費の制約が大きい。また、デフレ先進国の日本なので、どんどん安く作る人がいる。テレビ局が作る映画の欠点の一つは、テーマや技術に革新さがないことである。技術はすぐに飽きられる。常に革新さが求められる。アメリカ映画が強い理由がここにある。