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5月, 2021の投稿を表示しています

仕事のやり方②/プロデューサーの唯一無二の醍醐味

 いろいろなクリエイティブを組み合わせて、クオリティの高いものを作ることに尽きる。スタッフィング、キャスティングの力。相乗効果を最大限に上げること。

仕事のやり方①/自ら変える

 1987年に大手CM制作会社に新入社員で入社してから、映像業界は激変している様子を見てきた。バブル、大地震、リーマン、震災、コロナなどを経験してきた素直な感想として、変化は予期せぬ方向で起こる。世の中の変化に対して、業界、会社も変化しようとしているが、大きな会社程うまくいかない。そんな会社に自分の運命を委ねていいものだろうか? 私の場合は2012年に自分1人の会社を作った。映像が専門だが、今までの会社では受けることができないタイプの仕事でも十分利益を上げることができるようになったので、変わって正解だと思う。 映像プロデューサーは、自分の経験と知識を使って、今後の変化に対応するために働く場所を変えるのはとても有効なことである。会社を変える、違う業態の会社にうつる、自分で会社を作る、などいろいろな方法がある。リアル(世の中、自分の力)と未来が相乗効果を上げるように変えていくべきである。 変える部分と 変えない部分がある。 そのバランスは人それぞれである。未来を予想しながら変えていくことはある意味チャレンジだが、自分と世の中の勝負のようなものなので楽しい部分がある。もちろん予想通りに行かない場合もある。実際、私の場合も最初に考えていたタイプと違う仕事が来るようになった。でも変えようと行動したことが正解だったと思う。 変えるタイミングは重要である。早すぎず、遅すぎず、一番難しいかも。私の場合はギリギリ遅い位のタイミングが多い。それでも大体において間違っていなかった。これも人それぞれかもしれない。

仕事のやり方①/いろいろやる

 日本の映像は産業として脆弱なところがある。流れも早いし、ブームも短い。個人的にはテレビが今のような状態になるとは想像もしなかった。自分はテレビCMからスタートしたが、今は勢いはない。近年コンサートに勢いがあったが、コロナのようなことがあるとあっという間である。変化に対応できる強みを武器に、積極的にいろいろやるべきである。一つのことをずっとやり続けることができるのはよほど強運の持ち主だと思う。生き残るためにいろいろやらなけらばならないのは、日本人(人間)の宿命のようなものだと思う。映像プロデューサーは、いろいろやりながら少しでも良いところを見つけて取り入れ続けたい。 会社を始める前に会計士から「器用はあかん!」と言われた。この言葉を念頭に入れつつも自分の強みを起点にして、いろいろやるのはリスクヘッジとしてはありだと思う。但し力が分散されるので大きく成功はしない。

仕事のやり方①/自分でやる

 映像プロデューサーになるには、規模の大小に関係なく、企画から仕上げまでできればプロモーションまで一通り自分でやってみる。そうすれば、どこにどういう助けが必要なのかがわかるようになる。人にやってもらう場合、何をやっているのかある程度、理解しておく必要がある。最初から習慣や惰性で任せていると、技術の発達等でやらなくても良くなっていることに高いお金を払ってやってもらっていることに気がつかなくなる。 相手に任せると言って文句を言うと、「任せると言ったじゃないですか」と反撃にあうことがある。任せるのではなく、こちらの希望を伝えてやってもらうのである。最初に相手の力量を調べて、ゴールのイメージを伝えることが必要なのだがほとんどされていない。惰性と評判で相手を選ぶ場合がほとんどである。それでもうまくいくのは偶然か、高いお金を払って能力以下のことをやってもらうからだと思う。 だからこそ、早くはじめる必要がある。学生であれば、なんでも自分でやらなければならない。そこで得た感覚は貴重だと思う。しかし偉くなると、その時の感覚を忘れて暴君になる人も多く知っている。 ゴッドファーザーという映画で、マフィアが重要人物を殺す時は下っ端がやるのではなく、ある程度地位がある男が手を下す。見習うべきである。

仕事のやり方①/やりたいことをやる

やりたいことをやる。できることをやる。他とは違うことをやる。 時間をかけて、分散すれば、やりたいことが見つかる。経験を積めばだんだん分かってくる。 やりたいことを見つける努力をする。習慣の力を利用する。無理にやる必要はない。時には、やりたくなるのを待つ。時々、能力以上のことをやってみる。能力以下のことばかりやらない。いくら好きでも、みんながやっていることをやれば伸びない。最後に計画を立てることである。 映像制作は共同作業である。膨大なエネルギーが必要である。映像プロデューサーとして成功するには、自分のやりたいことをやることである。そうでないと持続できない。また、スタッフがやりたいことをやることである。自分のやりたいことをスタッフと共有することである。寝食を忘れ、熱中し、名作・傑作が生まれた現場に何度もいたことがある。一度でも経験するとわかるようになる。 私は受験勉強を勝ち抜いてきた人間ではない。途中で勉強することがアホらしくなったからである。受験勉強を勝ち抜いてきた人、東大を出た人が周りに結構いたのだが、話を聞くと、勉強ばかりしていた人がほとんどである。そして共通することは、頭の回転が早く、粘り強いことである。しかし、映像に関しては彼らと互角以上に戦える。なぜなら一番吸収できる時期にやりたいこと(映画を見る、作る)をやってきたからである。 最高に伸びるのは、人の嫌がる仕事に楽しみを見つけること。人からやれ!と言われたことがやりたかったことである場合である。(これは後で気付く場合がある。)