現実は、過去の自分の歴史を再現する可能性がある。自分の成功、失敗を、忘れるのではなく、正確にフィードバックして、修正していくことを積み重ねていけば、運用に生かすことができると思う。ピンカーの「20世紀の啓蒙」によると、人間の歴史は、長い時間をかけての啓蒙の歴史である。過去の歴史、自分の歴史、現実(最近)の歴史を擦り合わせることができれば、さまざまな予測ができると思う。
専門家ではないので、自分の経験だけ言うと、10年前に運用を始めたときは、1ドル100円だった。そして、デフレの真っ最中。近くのドラッグストアで米が5キロ1000円だった。(さすがにその時でも激安だった。)為替とインフレと株の相関性はわからない。一つ言えることは、為替とインフレ・デフレのサイクルは長い。もし予想するのであれば、自分の寿命から逆算するのがいいのではないかと思っている。個人的な経験だが、ドル建ての外国債券(ゼロクーポン債)を円高の時にまとめて買っておくのはありだと思う。理由は、満期までもてば確実なリターンがある。そして、円安の時に売れば、為替の差額分も利益になる。但し7%は厳しいかも。もちろん、長期分散積立ではない。