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運用・7%への道/金余り② ゾンビの復活

 金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。

運用・7%への道/世紀の空売り

「ライアーズ・ポーカー」や「マネー・ボール」で有名なM・ルイスの、リーマンショックを予想した少数の人たちのノンフィクションである。最初に読んだ時は、出てくる言葉の意味がわからなくて、半分も理解できなかった。何年かおきに読むと、運用の知識が少しついているので少しづつわかるようになった。そういう意味で、自分の知識をテストするためには格好の読み物である。運用については、ある言葉がわかっても、それがどういう仕組みで、どういう風に世の中に出るのか理解するには根気と時間がかかる。面白いのは本の中の登場人物の中の専門家でさえ仕組みをわかっている人がごく少数だということである。つまり、私たちの周りでも、専門用語を振りかざすが、本質的なことをわからず取引をしている人が結構いるはずなので、本質を深く理解した方が有利だと思う。これは運用だけの話ではない。