山形に移住してから自分で映像を作っている。理由は映像を作る感覚、技術を維持するためである。自分の気に入った山形の風景を撮影して、編集して、音楽をつけてホームページで公開している。それから、自分が入居しているシェアオフィスでアルバイトしている学生と話をして、彼らが学んでいることに興味を持ち、短いドキュメンタリーを作っている。ある学生は陶芸を勉強しているので、大石田町の釜があるところで撮影した。そこで色々な人と話をした。大石田の土に惚れて移住してきたフランス人、大きな風呂釜を陶器で作っている人など。とても面白い体験だったが、一番印象的だったのは、その学生が自分がやりたいことをやろうとしていることだった。陶芸で生活していくことは大変だと思うが、本人は目の前のことを目一杯楽しんでいる感じがした。こんな若者は久しぶりである。
山形の人と話して、よく話題になるのは駐車場不足です。東京に比べて駐車場の数が多いのにも関わらず、不足しています。理由はほとんどの人が車で移動するからです。昔に比べて、世帯あたりの車の数が増えています。多くの高齢者が車で移動しています。また、家族の同居も減っているので、家が増え、倍々で車の数が増えています。逆に公共の交通機関(バス、電車)は人手不足などでどんどん減っています。車でしか行けないお店が郊外にどんどん増えています。自転車に乗っているのは、ほとんどが通学する学生です。スマホを見るために道路沿いに自転車を停めると、すぐに道路沿いにある家の車が入ったり出たりして、移動しなければならなくなります。大袈裟かもしれませんが本当です。山形でウーバーを見たことがありません。みなさん自分の車で買いに行くそうです。