平均への回帰と聞けば、なんだ平均かと思う人がいると思うが、ここで言う平均とは"平均的な"リターンのことを言う。プラスマイナスゼロではない。分散して長期で積立を行えば、多少のでこぼこがあっても、平均的なリターンを得ることができる可能性が髙い。短期投資や集中投資だと、失敗した時に取り戻すのはギャンブルになる可能性がある。平均的なリターンは長期になれば、スノーボールとなって膨大な金額になる。簡単な数式を使ってシミュレーションすればわかる。積立と長期は誰にでもできる。残るは分散の仕方次第。これは知性が必要になると思っている。それは個人的な興味の範囲から始められる。だから運用は楽しい。
インド以外のアジアのいくつかの国に投資している投資信託を積み立てている。その投資信託の中で比較的割合が大きいのが中国。中国だけのファンドも検討したがあまりいいものがなかった。中国に投資するファンドは変化が激しい。国が政策を変えると急変する。政治の影響が大きい。アメリカの方が分かりやすい。アメリカと逆相関になっているかと言えば、そうでもない。読めない。それでも14億の人口を抱える中国の影響は無視できない。不動産バブルで大きな痛手を受けているが、そのままダメになるとは思っていない。身近にも中国製の良いものがどんどん増えている。一部を中国に投資するのは有効だと思っている。