金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。
株価は現時点でのあらゆる情報を折り込んで形成されるという考えがある。そして、そうでないという考えもある。永遠の課題である。日米の関税合意で日経株価が急上昇したのを見ると、例え疑わしくても、あらゆる情報が折り込まれるので、そうして形成された株価は脆いということは確かだと思う。これは株価だけの話ではない。