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運用・7%への道/米

 以前、米の価格がなぜ下がらないのか、理由がわからないと書いたが、小泉さんが農相になって米を下げると宣言してから、急に理由がわかるようになった。そして、安い米が出ると文句を言う人が出てくる。この人たちが米の価格を下げない犯人である。本当は、下がらない時に理由が分りたいのだが、新聞も含めなかなか説明してくれる人がいない。よくあることなので疑問に思ったら、理由がわかるまで待ってみる。このような知識を蓄積すれば、予想がしやすくなる。

映画/凄い映画④

「風と共に去りぬ」(1939)。「凄いプロデューサー④」で紹介したセルズニックの代表作である。原作はとても面白い。映画は長大な原作にかなり忠実で、そして傑作である珍しい例である。主人公のスカーレットの性格は、今の人から見れば、共感を得ることは難しい部分がある。しかし、演じたヴィヴィアン・リーは、他の作品(「哀愁」、「欲望という名の電車」)でも、似たような性格の役柄が多く、本人の私生活も波乱万丈で、リアルさを感じる。ストーリーは、南北戦争をピークに、後半は没落した家族を支えるためのスカーレットの奮闘記だが、決して明るくない。そして死と別れという2つの離別で終わる。それゆえに大きな余韻が残る。セルズニックとスタッフは、全力でこの作品に挑んだようだが、おそらく無駄なこともいっぱいやっていることが予想される。しかし、だから、こういう作品が生まれたのだと思う。「アラビアのロレンス」、「山猫」同様、再現不可能な作品である。