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9月, 2021の投稿を表示しています

仕事のやり方②/プロデューサーの唯一無二の醍醐味

 いろいろなクリエイティブを組み合わせて、クオリティの高いものを作ることに尽きる。スタッフィング、キャスティングの力。相乗効果を最大限に上げること。

仕事のやり方②/誤った性行動

 ナポレオン・ヒルの成功哲学の中に、性欲を自己実現へのエネルギーに転換することが書かれてある。自分の周りに、性欲を間違った方向に発散しようとして失敗した人が何と多いことか!これは時代は関係ない。個人的には、性欲には周期があると思う。

仕事のやり方②/食わず嫌い

 特別な理由があるわけではないのに、なぜか仕事をする機会がないクリエーター、スタッフがいる。噂だけを聞いて、勝手に自分とは合わない、良くないと思ってしまう。でも、狭い業界の中でずっとやり続けている人ならよい部分もあるはずである。積極的にやるべきである。やってみてうまくいけば、自分の幅が広がるのでお互いにとってよいことである。でも、やってみてダメな場合もある。自分のやり方に問題があるのか相手にあるのか、それを知るだけでもやる価値はあると思う。 映像プロデューサーは、映画などで名作と言われるものは、自分の好きなジャンルでなくても、絶対発見があるので我慢して見るべきである。あと、新しい技術、特にモバイル、S NS系は積極的にやるべし。ハマるのではなく、ある程度俯瞰で見れば役に立つことは多い。古いものと新しいものを両方やるべきである。 自分が苦手とするもので世の中に受け入れられているものは、全てである必要はないがチャレンジしてなぜ受け入れられているか調べることはとても有効である。理由はそこまでやる人はほとんどいないからである。

仕事のやり方②/マネ

 お金のかかるパターンは、参考映像がロケ(外国映画の場合は当然海外ロケ!)とかで即興的に撮影しているのに、それをマネるために、忙しいタレントのスケジュールに合わせて、わざわざスタジオでセットを作り、特殊な機材で撮影し、CGを使ったりして合成して、オリジナルの何倍もお金をかける。日本人は真面目なので、なるべく技術的に完璧な形でやりたがるが、ほとんどがオリジナルの映像に負けてしまう。時間は重要である。予備日があれば、ロケができる。経験的に言うとロケの方が安上がりで、上がりもよくなる。 もう1つ良くあるのは、凄くお金がかかっている映画などの参考映像を、限られた予算の中で、中途半端にチープにしか再現できない場合である。何の意味があるのか理解できない。クリエーターかプロデューサーが馬鹿に違いない。 世の中に完全なオリジナルはない。作品は人間の記憶が作り上げるものである。やり方次第だと思う。

仕事のやり方②/忙しい弊害

 ずっと忙しくしていて、コロナとか止むを得ない事情で、いきなり暇になると、ショック状態になってやる気をなくす人を何人か見ている。忙しいとフィードバックができない。気がつくと、ストックがなくなっている状態になる。仕事は与えられるものだと考えている人は、自分で仕事を作り出すことができない。仕事をしながら覚えることもできるが、覚えることができないものもある。暇な時はチャンスである。いろいろ勉強できる。勉強の内容は、自分の好きなことではなく、未来に役に立ちそうなことがいいと思う。全く関係のないことからも刺激を受けることもある。映像プロデューサーは、暇な時に勉強して仕事に生かすことを習慣にするべきである。

仕事のやり方②/ノリ

 企画の決定が遅れたりなどの諸事情があって、短時間の準備で撮影しなければならない場合がある。そんな時でも、スタッフは一致団結して集中して何とか撮影してしまう。トラブルを乗り越えて、撮影が終わった時の達成感は、半端なくて、やった!と思うのだが、出来は大体よくない。時間がない割には、と試写では称賛されたりするのだが、見ている人には関係ない。やはり、企画も準備も時間をかけて制作した方が上がりがいい。そして、意外に理解されていないのだが予算効率もいい。時間があるといろいろ工夫できる余地ができるからである。しかし、過去の経験を前向きにとらえ、「やればできる」とスタッフに無理強いをする人がいるがとんでもない話である。そういう人こそ、根回しが悪かったり、企画を通せなかったりする。また、制作スタッフの中には、準備期間が少ないのを腕の見せ所とばかり張り切る人もいるが同様である。もちろん、やむを得ずにそうなった場合は全力を尽くすべきだが、拙速でやるものは、予算的にも完成度的にもメリットが少ないことを、映像プロデューサーは深く理解するべきである。

仕事のやり方②/完璧

 完璧主義者という人がいるけれども、やりすぎはよくない。やりすぎると迷惑する人がいる。また、嫉妬する人も出てくる。そして、ずっと覚えている。困った時に足を引っ張る可能性がある人たちである。目指すは、全ての関係者が幸せになる最良だと思う。凝りすぎると理解できる人が減っていく。つまり敵が増えるということである。

仕事のやり方②/現場

 現場に全ての要素が転がっている。現場でチェックすべきは進行だけではなく、スタッフの動き、お金の使われ方である。そして、何かしら新しい発見をしたい。映像プロデューサーは、数多くの現場で、注意深く観察して、無駄のない効率的な現場を作る努力をするべきである。

仕事のやり方②/バクチ

 ある程度、研究し資金も用意して打つバクチでも、失敗する可能性がある。長い人生で、本当にバクチを打って成功できるのは何回もない。バクチばかり打っていると、絶対いつか失敗する。大きいバクチを打って成功しても失敗しても必ずフィードバックすること。成功した場合、意図通りだったか、そうでなかったか、失敗した場合、なぜ失敗したか、検証すること。こういったことをやらないと、次に失敗する可能性が高くなる。 映像プロデューサーは、若い頃に許容範囲内で小さなバクチを数多く打つべきである。失敗しても取り戻すことができる可能性がある。そしてこの繰り返しで進化する。生き残る術を身につけることができる。年を取れば取るほど、バクチを打つのが難しくなる。