チャールズ・エリスの古典である。平均への回帰など学ぶべきことは沢山あるが、個人的に刺さったのは、世の中にダメな商品(ファンド)が大量にあることである。例えば、ファンドラップ。新NISAに採用されていないにもかかわらず、CMが流れ、銀行はすすめてくる。自分の運用方針(長期分散積立)をしっかりと決めれば、消去法(敗者のゲーム)でも、 本当に投資するべきファンドを見つけることができる。
デヴィッド・O・セルズニック(1902〜1965)数々の作品を残しているが、「風と共に去りぬ」をプロデュースしたことが最大の功績。ブルーレイのコメンタリーやWikipediaには、スタッフが、疲労困憊しながら、この超大作を作ったたことが何度も出てくる。戦前の作品だが、今見ても完成度は髙くこのレベルでの再映画化は不可能だと思う。特に感心したのは、世界観の作り方で、合成が多く、絵画的表現のレベルが高い。監督のヴィクター・フレミングは、アカデミー監督賞を受賞時に、「自分でなくセルズニックがもらうべきだ」とスピーチしたことは有名。セルズニックは、この後「白昼の決闘」という物凄いスケールの西部劇を作っているが成功していないし、戦後は目立った仕事をしていない。それでも、「風と共に去りぬ」を全身全霊で作ったことは、セルズニックの存在を唯一無二のものにしている。奥さんは女優のジェニファー・ジョーンズ(「慕情」、「白昼の決闘」でも主演)を、夫である俳優のロバート・ウオーカー(「見知らぬ乗客」の犯人が有名、個人的には元祖ケヴィン・スペイシーな感じ))から略奪した話は有名。