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運用・7%への道/金余り② ゾンビの復活

 金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。

映画/名作の条件

 名作は、世の中の大きな動きと、登場人物の小さな動きを交錯させることによって、観る人に深い印象を与える。歴史物などは、時代背景が分からないと、理解できない場合がある。しかし、本当の名作は、そういった予備知識がなくても、あらゆる要素(演技、セリフ、映像、美術、音楽など)を使って観客にその雰囲気を伝えることができる。時代背景を勉強するのは、見終わってからでもいいし、大人になってからでもいい。名作は何度でも楽しむことができる。例は、エドワード・ヤンの「クーリンチェ少年殺人事件」。戦後の台湾の政治事情が分からなくても、その不穏さは感じることができる。そして、それは登場人物の行動に大きな影響を与え、作品に深い陰影を与えている。タルコフスキーの「アンドレイ・ルブリョフ」も同様である。ファンタジー映画は、背景のフィクションの部分が、神話的であると深みがあるのだが、マニアの考察を誘導するような設定だと物足りないし、名作にはなり得ない。