円安になったのは、いくつか理由があるが、お札を刷りすぎが大きい。アベノミクスでお札の量がなんと5倍になっている。以前書いたが、運用当初、トルコの債券を買ったのだが、たちまちトルコリラ安になり通貨の価値が10分の1になった。日経新聞は、トルコ政府は、インフレを抑えるために金利を下げるという明らかに間違った政策を行ったからと説明するが、実は、同時進行で猛烈な勢いでお札を刷り続けていた。しかし、私は数少ない?日経新聞のトルコウオッチャーだが、お札の記事は見たことがない。アベノミクスでもお札を刷り続けたという話はほとんど出てこない。私の好きな西山孝四郎さんは、いつも刷り続けるお札について警告を発しているが、周囲にとってデフォルト(おじさんのたわごと)化して、全く効いていない。お札を刷り続ける限り、円安→インフレは続くと思う。インフレが続くと、消費は減り、企業の体力は落ち、最終的に国の力は衰えることになるだろう。
現在のS&P500のパフォーマンスがどんなによくても、過去に大きく下げる時期があった。チャートを見ると、現在の指数が上がり過ぎているので、比較すると過去の動きが小さく見えてしまうのだが、当時としては、かなりのアップダウンである。そして、その時に世の中で何があったのかを調べてみる。歴史的に上がりっぱなしというのはないので、今上がりすぎであれば、必ずどこかのタイミングで大きくダウンする可能性が大きい。バブルは必ず崩壊する。 それでも、好調なS&P500にみんなが集中するとどうなるのだろうか? 私が運用を始めた10年前は、S&P500の名前がついた投資信託はほとんど存在しなかった。指数は、オルカンでも採用されているMSCIが多かった。バブルの時は、日経平均がS&P500を大きく超えていた。「世紀の空売り」の中では、S&P500などの指数を作る会社のスタンダードアンドプアーズがいい加減な指数を作る会社としてコケにされていた。S&P500は永遠でないかもしれない。分散が必要だと思う。