平均への回帰と聞けば、なんだ平均かと思う人がいると思うが、ここで言う平均とは"平均的な"リターンのことを言う。プラスマイナスゼロではない。分散して長期で積立を行えば、多少のでこぼこがあっても、平均的なリターンを得ることができる可能性が髙い。短期投資や集中投資だと、失敗した時に取り戻すのはギャンブルになる可能性がある。平均的なリターンは長期になれば、スノーボールとなって膨大な金額になる。簡単な数式を使ってシミュレーションすればわかる。積立と長期は誰にでもできる。残るは分散の仕方次第。これは知性が必要になると思っている。それは個人的な興味の範囲から始められる。だから運用は楽しい。
BS松竹東急で松竹が降りるというニュースを見た。無料BS放送は、プレーヤーがどんどん変化している。しかし、こんなに多いチャンネルを誰が見るのだろう?一部のチャンネルは黒字のようであるが、そのビジネスモデルは通販番組だったりかなり寒い状況のようである。みんなが黒字になるために通販番組に頼ればどうなるか明らかである。見たい番組がどんどんなくなっている地上波を含め、本来の放送の役割を考えてしまう。BS松竹東映は、夜に映画を放映するのだが、最初は松竹の名作がラインナップされていたが、そんなに多くないので(失礼!)、だんだんマニアックな映画が放映されるようになった。スコセッシの隠れた名作「キングオブコメディ」が放映された時にはちょっと驚いた。映像プロデューサーは、こういったマイナーな場所からも普段あまり見ることのできない名作を見つけて腕を磨くべきである。しかし、こういう状況になるのは簡単に予測できたはずである。謎である。