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5月, 2022の投稿を表示しています

仕事のやり方②/プロデューサーの唯一無二の醍醐味

 いろいろなクリエイティブを組み合わせて、クオリティの高いものを作ることに尽きる。スタッフィング、キャスティングの力。相乗効果を最大限に上げること。

仕事を獲得する方法/少ないチャンスをモノにする

 実は、チャンスは誰にでもある。それに気づき、勇気を出して、つかまえるかどうかである。側から見ていて、なんでやらないのか不思議なことが何度でもある。もちろん、言っても、ほとんどの人が実行しない。たまに私の言った通り実行して、うまくいって感謝されることがある。実は、チャンスをものにするのはそんなに難しいことではない。やるか、やらないかだけである。 最後に、儲かる仕事、自分にとって転機になるような仕事は、自分の意思とは関係なしに、突然やってくるものである。

会社/部下

 部下の教育が最優先である。なぜなら、一番難しい。映像の仕事は、短期的なものが多いので見通しはたてやすい部分もあるが、部下の将来は、長期的になるので、特に映像の仕事は見通しを立てることはほぼ不可能ではないか?部下は上司によって育つのではなく、環境によって育つと言った方が正しいと思う。 会社は、目の前の不足分を補うために、新入社員を採用する。その人の、10年、20年、30年なんて、本人も周りもほとんど何も考えていないと思う。しかし、高齢者がどんどん増えるので、予め、想定しておくべきだと思う。強みがあれば、早いうちにその強みを分散することだと思う。分散した強みを年齢に合わせてどう利用するか? あと、全く外れるが、部下は上司の嫌な部分を似る傾向がある。

会社/上司

 嫌な上司、無能な上司は必ずいる。そういった上司が、ずっと続きそうなトップにいる会社なら辞めるべきである。そうでない場合、上司も自分も人事異動の可能があるので、少し我慢するべきである。いい上司、よくない上司の両方を体験することは良いことである。よくない上司は反面教師になる。そして、いい上司でもよくない部分が必ずある。 あるポストプロダクションのベテランの編集マンに独立した理由を聞くと、40才になって、急に自分がこのままでいいのかを考えるようになったからだと言う。その編集マンは自分のことばかり考えていて、会社や部下のことは何も考えていなかったわけである。このような上司がいる会社は不幸である。

会社/大きな仕事と小さな仕事

 大きな仕事をやった事がない人でないと、大きな仕事はできない。仕事が大きくなればなるほど、人間関係とか対応しなければならない要素が増えて、セオリー通りにいかなくなることが出てくるからである。多くの経験を積むしかしない。そのためには、大きな会社で大きな仕事をしてみる必要がある。 小さな仕事から始まって、大きな仕事に発展する場合がある。そして大きな仕事ばかりするようになって、小さな仕事ができなくなる人がいる。常に両方できるようにする事である。

会社/小さな会社②

 サイレントフィルムの戦略は、柔道、ニッチ戦略である。大きな力を利用する。私にとって前にいた会社がそうである。大きな会社の長所(人脈、ネットワーク)を生かしつつ、小さな会社でその短所(コスト)を克服する。テクノロジーが発達しているので、少人数、短時間でできることが増えている。規模が小さいので、経費を抑えながら、幅広い分野に対応でき、利益を出し続けることができる。あと、定年がないので、働き方を自分で調整できる。大きな会社ではできないことである。大前提は、やりたいことをやることである。

会社/小さな会社①

 クリエーターがやりたいことをやるために会社を作るのだが、事業計画のある会社は少ない。会社は利益を上げ、社員の生活を保障する場所である。利益を上げるためのクリエイティブである。このことがわかっていない人が沢山いる。 クリエーターにありがちなのは、いいものを作れば利益は自然と出てくる。そして、自分はそれができると錯覚することである。たまに恐ろしくできる人がいるが、クリエイティブと経営は相反する部分があるから、ずっとはできない。 何度も言うが、事業計画を立てることである。 自分で会社を作って良かったと思うのは、世の中のことがよく分かったことである。大きな会社にいると、保険、税金、年金のことはもちろん、ネット等の最新のテクノロジーがおまかせになる場合が多い。そして、一番大きいのは、嘘やごまかしがなくなった。ディズニーのボブ・アイガーは、小さくはじめない!と言っているが、自分のために、時間をかけて小さく始めるのも十分ありだと思う。

会社/大きな会社③

 意外に自分の会社のことがわかっていない人が多い。私は、前の会社の取締役だった頃、毎年、決算会議があって、自分の専門以外の部署の決算書を見るのだが、ほとんど理解できなかった。もちろん誰も説明してくれなかった。コロナの時に、他の会社の人に見通しを聞いても、とても甘い見通しをしていた。一番多いのは、前年の分があるから、という返事。 部門間の業績の差が、ストレスの原因になる。そして、ある部門の暴走が会社の破滅になった例はいくらでもある。経営者が把握できなかったら分けてしまった方がいいと思う。把握できていない経営者が多すぎると思う。 前の会社で、執行役員、取締役になったが、具体的に何をするのか、誰からも教えてもらわなかった。多分、社長もわかっていなかったと思う。他の会社も全てではないが、似たようなところが多いと思う。それでも、周囲は、取締役、執行役員と持ち上げる。これは何かのプレー?

会社/大きな会社①

 大きな会社は色々な機会がある。嫌なこともあるが、利用するべきである。 経営者が数字のことを気にしないことは論外だが、数字のことばかり言い出すと、仕事の本質がわかっていない可能性があるので迷走する可能性がある。儲かる部門だけ暴走して、沢山の会社が潰れている。 大きな組織は、役割を分担するのだが、まず適材適所にならないので、そこから悲劇がはじまる可能性が大きい。

会社/大きな会社②

 大きな会社だから安心できるかと言えば、そうでもない。会社の中には、できる人とできない人がいる。できる人は忙しいので、その下の人が担当になる場合がある。その人ができるかできないか。あのチームに頼めば、確実だというが永遠ではない。チームが成長すれば、分割する可能性がある。成長すれば、トップはだんだん現場に疎くなる。これは、全部、私が経験したことである。 これは会社の大小に関係ないのだが、できる人は忙しいので、全力でできる時間は限られている。特に時間がない場合、短時間でできる方法に頼るので、コストがかかる場合が多い。であれば、発展途上の人と時間をかけてやった方が、コストもかからないし、一緒にやった人も育つし、時間をかけた分、試行錯誤ができ、クオリティも上がる。しかし、なかなかそういったことをやろうとする人は少ない。