日経新聞(電子版が便利)は面白い。理由は、一方に寄らないからである。メインの論調があっても、その逆になる可能性も書いてある。しかし、それでも、寄りすぎているのではないかと思う時もある。そこで、あと一つか二つ。個人的には、朝のTBSの森本毅郎のラジオを参考にしている。ラジオなので、そんなに周りを気にしていない?自由さがある。ネットの記事は、読ませるために、似たような煽り記事が多いので、冷静に判断できなくなる怖さがある。あと実は広告だったりする。もっと怖いのはTikTok。斉藤前兵庫県知事を批判する動画が、一瞬で、擁護する動画に変わってしまったので、見るのを辞めた。自分が信じる記事を探す努力をするべきである。
私にとってのベスト3は、「アラビアのロレンス」「山猫」「風と共に去りぬ」。演出、脚本、出演者、撮影、美術、音楽のどれもが優れていて名作中の名作なのだが、個人的に好きなのは、自己批判的な部分である。決して明るい内容の映画ではなく、当時の世の中の不安定な部分を見事に取り入れてある。ラストシーンもハッピーエンドではない。作者(監督、プロデューサー)の冷徹な世界観がよく出ていて、楽天主義ではなく、リアリズムに近い。そういう意味で、現代に通じるものがある。