私の周りに、山形出身で、東京で何年か修行して、山形に戻ってきて自分の店を開いた人が何人かいます。ヘアカットのCUTZの小松さん、メキシコ料理のタコス・イ・マルガリータの佐藤さん。話を聞くと、皆さん東京で何かを発見して山形に戻っています。例えば、佐藤さんは東京でメキシコ料理店で働き、タコス料理に可能性を感じたようです。①外で得られた知識をどう山形で生かすのか?他に、②山形→外、③山形→山形 ④外→外がありますが、大袈裟かもしれませんが、山形にとって①をどう生かすかが、運命の分かれ道だと思いました。
会社に入って、与えられた仕事ばかりやっていると、自分が本当にやりたいことをプレゼンすることができなくなってしまう。スピルバーグの古い伝記「はじめて書かれたスピルバーグの秘密」には、実績も何もない若きスピルバーグがデビュー作を作ろうと悪戦苦闘している様が描かれている。どんなに実績のある人も最初は似たりよったりである。大体が、偶然か非常識な行動から始まる。自分がそういうことができるかどうか、先人の行動はとても参考になる。非常識だと思っていても、誰かがやっているのならできる可能性が高い。私が伝記を読むのは、そういう発見があるからである。よく「知らないから」「やったことがない」と言う人がいるが、物理的にできないことはほとんどない。