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運用・7%への道/金余り② ゾンビの復活

 金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。

プロデューサー/凄いプロデューサー④

 デヴィッド・O・セルズニック(1902〜1965)数々の作品を残しているが、「風と共に去りぬ」をプロデュースしたことが最大の功績。ブルーレイのコメンタリーやWikipediaには、スタッフが、疲労困憊しながら、この超大作を作ったたことが何度も出てくる。戦前の作品だが、今見ても完成度は髙くこのレベルでの再映画化は不可能だと思う。特に感心したのは、世界観の作り方で、合成が多く、絵画的表現のレベルが高い。監督のヴィクター・フレミングは、アカデミー監督賞を受賞時に、「自分でなくセルズニックがもらうべきだ」とスピーチしたことは有名。セルズニックは、この後「白昼の決闘」という物凄いスケールの西部劇を作っているが成功していないし、戦後は目立った仕事をしていない。それでも、「風と共に去りぬ」を全身全霊で作ったことは、セルズニックの存在を唯一無二のものにしている。奥さんは女優のジェニファー・ジョーンズ(「慕情」、「白昼の決闘」でも主演)を、夫である俳優のロバート・ウオーカー(「見知らぬ乗客」の犯人が有名、個人的には元祖ケヴィン・スペイシーな感じ))から略奪した話は有名。