平均への回帰と聞けば、なんだ平均かと思う人がいると思うが、ここで言う平均とは"平均的な"リターンのことを言う。プラスマイナスゼロではない。分散して長期で積立を行えば、多少のでこぼこがあっても、平均的なリターンを得ることができる可能性が髙い。短期投資や集中投資だと、失敗した時に取り戻すのはギャンブルになる可能性がある。平均的なリターンは長期になれば、スノーボールとなって膨大な金額になる。簡単な数式を使ってシミュレーションすればわかる。積立と長期は誰にでもできる。残るは分散の仕方次第。これは知性が必要になると思っている。それは個人的な興味の範囲から始められる。だから運用は楽しい。
去年よりアメリカの安定的に伸びそうな業種のバンガード社のETFを毎月少しづつ買い始めた。ETFは上場しているので、一株単位で買う必要があり、投資信託のように定額で積み立てることができない。経費は投資信託よりも安い。ウエルスアドバイザーやみんかぶのような情報・比較サイトも不足しているので、ある程度自分で管理する必要がある。投資信託をやっている人には確実に不便である。また、ETFによっては、同じ内容の投資信託よりもリターンが少ないものもある。例えば、世界的に有名な会社が販売している新興国のETFよりも、日本の投資信託の方がリターンが高い場合があった。今のところ、私の買っているETFは、S&P500のETFに負けている。自分が伸びそうに思っているよりも、伸びている業種が次々と登場している可能性がある。