金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。
アメリカのETFをここ1年間、毎月1株ずつ買っていたのだが、思ったよりも結果が出なかったので、新たに買うのをやめた。買っていたのは、エネルギーとヘルスケア、生活必需品の三つ。自分が投資しているS&P500はハイテク株が多いので、急落した場合の保険として考えた。エネルギーは以前書いたが、魑魅魍魎な世界である。世界中でどんどん増産して、どんどん値下がりしている。シェア争いのためだそうだが理解できない。ヘルスケアは、政府の値下げ圧力が強くなっている。ロバート・ケネディ・Jrというワクチン反対派の政治家もいる。生活必需品は、関税のせいか需要が伸びていない、など。代わりにS&P500は伸び続けている。下がる時は大きく下げるのだが、上がる時はそれを超える。そして、S &Pは、ハイテク以外にも伸びている業種がある。個人的には、そこまで追跡することはできない。インデックス侮るなかれ、というのが正直な感想である。