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運用・7%への道/日経新聞

日経新聞(電子版が便利)は面白い。理由は、一方に寄らないからである。メインの論調があっても、その逆になる可能性も書いてある。しかし、それでも、寄りすぎているのではないかと思う時もある。そこで、あと一つか二つ。個人的には、朝のTBSの森本毅郎のラジオを参考にしている。ラジオなので、そんなに周りを気にしていない?自由さがある。ネットの記事は、読ませるために、似たような煽り記事が多いので、冷静に判断できなくなる怖さがある。あと実は広告だったりする。もっと怖いのはTikTok。斉藤前兵庫県知事を批判する動画が、一瞬で、擁護する動画に変わってしまったので、見るのを辞めた。自分が信じる記事を探す努力をするべきである。

プロデューサー/凄いプロデューサー⑤

 アルフレッド・ヒッチコック(1899〜1980)言わずと知れたサスペンスの巨匠。監督としてはもちろん、プロデューサーとしても優れていた。伝記(「ヒッチコック映画と生涯」、有名なトリュフォーの映画術ではない))を読むと、ほとんど自分が気に入った企画でしか映画を作っていない。そして、予算もコントロールしていた。キャリアの後半に、「サイコ」「鳥」という実験的な映画を作っている。「サイコ」は、内容的に大きな予算がかけられないので、テレビのスタッフを使って低予算で作っている。しかし、映画館での途中入場を禁止するなど、公開方法にこだわり、大ヒットしている。女優を撮るのが上手く、「裏窓」のグレース・ケリーは、ポーズ、アングル全てが異常である。後期、お気に入りの若い女優に執着する余り、失敗作を作っている。しかし、それらの不調期を乗り越え、最後に「フレンジー」と「ファミリープロット」という小品だが、良作をものにしている。 ②ザナックも④セルズニックも⑤ヒッチコックも、女性関係ではそれなりに痛い思いをしていて、作品にもろに影響が出ているのが面白い。しかし、③ゴールドウインを含め、いずれの夫人たちは忍耐強い立派な人たちだったようである。