日経の私の履歴書で、保険会社の元経営者が海外企業の買収について言及していた。なぜ、日本企業は、ある時期になると海外企業の買収に血道を上げるのか。私が知る限り多くが失敗している。東芝、資生堂、電通など。ニデックのように時間をかけ用意周到に買収して成功しているように思えたが、最近はお荷物になっているようである。成功した企業にはたまたま感がある。買収で株価を上げている会社は要注意である。会社の自力成長に限界があることを露呈しているようなものである。
今年のアカデミー賞を取った映画をまとめて見た。「ANORA」(作品、監督、脚本、主演女優)、「ブルータリスト」(主演男優)、「教皇選挙」(脚色)など。 個人的に面白いと思ったのは、「ANORA」。名作「ローマの休日」の真逆な内容。以前、アカデミー賞は世相を反映すると書いたが、「ANORA」はまさにそうだと思う。しかし、過激で一般的な映画でない。こういう映画が作品賞を取ってしまうところがアメリカ映画の今を物語っている。普通の人々が見るのは、ネフリのドラマや、映画では、シリーズ物、アニメなど。「ブルータリスト」は、昔ならさしずめ「ゴッドファーザー」。どちらが面白いかは言うまでもない。アカデミー賞は過去の名作の韻をも踏んでいる。