金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。
溝口健二の映画は、正統派日本映画の名作のような印象があるが、実際、撮影でやっていることは普通でないことが多い。例えば、美術。溝口の作品は1カットが多いので、当時のカメラ、クレーンの動きに対応できるように、美術デザイナーの水谷浩は、巨大なセットを作っている。他にもいろいろはエピソードがある。黒澤明、小津安二郎、今村昌平も異端である。異端がその国を代表する名作を作っている。 テーマ自体が異端なのに、わかりやすく作っているのは、シュルレアリスムの巨匠のブニュエル。アングル、編集など、映画の作りはとてもオーソドックス。だから、異常さが際立つ。 いろいろな映画の作り方がある。