いつも忙しい人がいる。しかし、忙しいことを習慣にしてしまうと、本当に大事なチャンスがあっても、つまらないことで見過ごす可能性が高くなる。そして、暇になると不安になる。自分は何をやりたいのかわかっていない人にありがちな奇習だと思う。やりたいことが発見できずに忙しいと失うものは非常に大きくなる。忙しかろうと暇であろうと、やりたいことをやる習慣をつけると、年をとってからでも、やりたいことを見つけることができる。老後が楽しくなる。年をとってから気づくには遅すぎる。年をとって後悔している人たちが沢山いる。
年を取ると仕事は減る。発注する人も年をとり発注権がなくなるからである。フリーの人でも、発注側が会社員であれば同様である。そして、会社員は発注権がなくなると、社内政治に翻弄される。本来ならば、年齢の上下に関係なく、発注し、発注されるのがベストなのだが、今時の若い人にとって、面倒なので、同世代かその下の世代に発注する。 それでも、なるべく現場にいて、相手の年齢に関係なく、いろいろやりながら、経験を積み、最新技術を習得することなのだが、なかなか面倒なことである。若い頃からそういうことに楽しみを見つける習慣を作ることである。年寄りにとって苦手な面倒くさいことをやる年寄りが生き残れると思う。前提にあるのは、人間は面倒くさがりということである。