現実は、過去の自分の歴史を再現する可能性がある。自分の成功、失敗を、忘れるのではなく、正確にフィードバックして、修正していくことを積み重ねていけば、運用に生かすことができると思う。ピンカーの「20世紀の啓蒙」によると、人間の歴史は、長い時間をかけての啓蒙の歴史である。過去の歴史、自分の歴史、現実(最近)の歴史を擦り合わせることができれば、さまざまな予測ができると思う。
NHKのBSのドキュメンタリーは、世界中の人間観察ができる。その国の人たちがどういう生活をして、何を考えているかを知ることができる。テーマがいろいろあるので、なかなか入りづらいところがあるのだが、勇気を持って見る。台湾の男女平等をテーマにした番組では、台湾の半導体生産だけでない先進的な部分を知ることができた。自分でも何本か作ったことがあるが、ドキュメンタリーには、作者の視点があるので、 リアルでない部分がある。BSのドキュメンタリーでは、ガザ・イスラエルに関しては多様な視点で語られていたが、トランプに関しては、あまりそうでないのが少し残念だった。それでも、新聞やマスコミでは知ることができない人間観察ができる貴重な場所である。