投機は、誰かが勝っても、誰かが損をする。こんなことを一生続けたくない。いつか負ける。長期投資は、社会の成長に投資する。いわゆるWINWINの関係である。投資対象を長期の成長の可能性のあるものに絞れば、何に投資すれば良いかわかるようになる。特定の企業よりも、産業、国家になる。つまり、インデックスになる可能性が高くなる。そのために、歴史、地政学を勉強する必要がある。
1998年にお金の運用を始めようとして勉強をしたが、自分が気軽に投資できる商品はほとんどなかった。結局入ったのは養老保険。2014年にインフレ対策として、バンガード社の広告を見て興味を持ち、投資信託を始めた。10年前でもいい商品は少なかった。例えば、20年運用したらこれくらいになるという広告があるが、そもそも20年前にそんな商品はほとんど存在していなかったので意味がない。今でもおかしな商品は多いが、たった10年前に比べて投資環境は抜群によくなっている。2014年に新興国債券も購入したが、これは大失敗。知識不足が理由である。これを買った証券会社は、時々部長級の人が来て、1000万台の仕組債を提案してくる。提案する方も問題があるが、買う方にも問題がある。まず、顧客に投資教育をするべきである。