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運用・7%への道/金余り② ゾンビの復活

 金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。

人間/相手のことを考える

 心理戦、ギリギリの闘い。特に初めての相手は、情報を集めて、予想する。いいところも、悪いところも、両方の面から見る。相手の気持ちになれ、というが間違っている場合もある。クライアントの場合、正すことは難しい。仕事がうまくいくことを目標にするべきである。

人間/ステークスホルダー

 相手の利益を考える。会社規模、売上まで考える。不当な利益を得ている人(会社)はいないか?自分も一緒になっていないか?不当な利益を上げている人がいると、業界が歪な構造になって、長続きしない可能性がある。新興勢力は、そこをついてくる。そして、時間が経つと、その新興勢力も同じことになる。であれば、儲けるときに儲けよう、というのが今の日本。刹那的である。ほとんどの人は、自分のいなくなった未来のことまで考えていない。

人間/お客様は神様である

 神様でないお客様と仕事をする人が何と多いことか?何も考えずに、惰性的、従属的に仕事をする人たちが多い。神様は限定的である。数も少ないし、賞味期限もある。神様を増やす方法は、自分を変えることである。自分にとって本当の神様を見つけることである。

人間/天才を殺す凡人たち

 人気のあるクリエーターには、専属のスタッフ、プロダクションがついている場合が多い。優秀なクリエーターには、優秀なスタッフ、プロダクションと言いたいところだが、時間が経つと馴れ合いになって、お互いにとって良くない場合が多い。クリエーターにとって良いスタッフでも、クリエーター以外にとって良くない場合がある。人気のないクリエーターの場合はどうだろうか?磨けば光る人たちもいる。いろいろな人とやった方がいい。

教育/学校

 映像の制作技術は基本的なものと、最新のものがある。映像を教える学校の教師を見ると、年配の経験者がいる。過去に映像の仕事をしていた人たちである。基本はとても重要である。しかし、過去の技術だけで十分か?イノベーションへの道筋を導くことができるのだろうとか?あと、経営、プロデュースを教えないのはどうしてか? 私の場合、大学の授業が100%役に立たなかったことをとても後悔している。

教育/2人育てる

 1人の人間が2人育てると会社は大きく成長する。その結果、会社はどんどん大きくなるが、業界全体が成長しないと、頭打ちになる。人は育てるものではなく、状況次第で育つもの、その手助けをする程度でいいのではないだろうか?あと、成功体験の共有だけだといい部分だけしか見えてこない。必ず裏の部分があって、そちらも重要であるが、忘れ去られてしまう。基本的なことを徹底するべきだが、案外、分かっている人も教えてくれる人も少ない。

技術/説明

 プロデューサーは、クライアント、スタッフ、関係者に対して、同じ説明を繰り返す機会が多い。説明を繰り返すことによって、人の意見を聞きながら内省すると、足りないことや不明確なところがわかってくる。それを修正することによって、どんどんわかりやすいものになっていく。説明を面倒だと思ったり、やりたがらない人は進化しない。説明する前に予行演習!をするとうまくいく。パターン化された説明は聞かれていない場合が多い。何を伝えたいかをはっきりさせ、優先順位をつけて準備しておくと、自分の伝えたいことが驚くほど伝わる。