NHKのBSスペシャル。イケイケのショートドラマのディレクターが出てきて、クライアントの無茶な要求をこなしつつ生き延びているが、最後はAIにとどめを刺されるというどこかで見たような話。クライアントの声が出てくるところを見るとかなりフィクションっぽい。ショートドラマは人気はあるが悪者になっている。実際、どういうイノベーションが進んでいるのか冷徹な視線が必要である。
ドストエフスキーとバルザックの間の期間に活躍したゾラ。「居酒屋」は世界文学史上の名作だが「金」を読む。長いがこれもとても面白い。評論家はゾラを自然主義とか言って持ち上げているが、ドストエフスキーもバルザックもゾラも基本はエンタメである。大量の狂人たちが登場する。「金」は、主人公が復讐のため銀行を作って、最後は破綻する話だが、主人公は問題があるが、とても魅力的。そして、ゾラは金儲けを世の中を動かすための肥やしとして肯定している。何度も言うが、個人は変わるが、人間は変わらないことを思い知らされる。今、まさに読むべき本だと思う。