スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

運用・7%への道/米

 以前、米の価格がなぜ下がらないのか、理由がわからないと書いたが、小泉さんが農相になって米を下げると宣言してから、急に理由がわかるようになった。そして、安い米が出ると文句を言う人が出てくる。この人たちが米の価格を下げない犯人である。本当は、下がらない時に理由が分りたいのだが、新聞も含めなかなか説明してくれる人がいない。よくあることなので疑問に思ったら、理由がわかるまで待ってみる。このような知識を蓄積すれば、予想がしやすくなる。

映画/名作の条件

 名作は、世の中の大きな動きと、登場人物の小さな動きを交錯させることによって、観る人に深い印象を与える。歴史物などは、時代背景が分からないと、理解できない場合がある。しかし、本当の名作は、そういった予備知識がなくても、あらゆる要素(演技、セリフ、映像、美術、音楽など)を使って観客にその雰囲気を伝えることができる。時代背景を勉強するのは、見終わってからでもいいし、大人になってからでもいい。名作は何度でも楽しむことができる。例は、エドワード・ヤンの「クーリンチェ少年殺人事件」。戦後の台湾の政治事情が分からなくても、その不穏さは感じることができる。そして、それは登場人物の行動に大きな影響を与え、作品に深い陰影を与えている。タルコフスキーの「アンドレイ・ルブリョフ」も同様である。ファンタジー映画は、背景のフィクションの部分が、神話的であると深みがあるのだが、マニアの考察を誘導するような設定だと物足りないし、名作にはなり得ない。

運用・7%への道/分散の実感方法

 毎月積立をするのが前提で、長期積立の実感方法(前回)で書いたように、全てのファンドを毎月チェックして表にする。複数のファンドに積立していると表がいくつかできる。表を比較するとそれぞれのファンドの動きが実感できる。単独のファンドの表を見ていても世の中全体の動きがわかりにくい。最後に全てのファンドの合計を、積立と同じように月ごとに表にする。これもkeisanを使って、7%を超えているかどうかを確認する。個々のファンドと全てのファンドの動きを比較すると分散の効果が実感できる。 長期間いろいろなファンドに積立投資をしていると、それぞれのファンドの動きがわかるようになる。同じような動きをしているファンドを買っていると、上がる時は一斉に上がるのだが下がる時は一斉に下がる。異なる動きをするファンドでも負の相関関係にあるものであればプラスマイナスがゼロになる可能性があり効果が半減する。(実際そうはならないが。)そこで、種類や目先のリターンに関係なく長期間で成長性のあるファンドに投資する。これには、運用の知識というよりも、世の中、世界の動き方についての知識が必要になる。知的好奇心のある人による長期分散積立の真の醍醐味である。ファンド自体の管理は比較的簡単だと思う。

運用・7%への道/長期積立の実感方法

 (毎月の)積立金額と積立総額と運用結果の総額(利益も含む)を表にしている。もうひとつ付け加えたいのは、7%のリターンで得られる運用予想総額。これはkeisanというサイトで、計算式があるのでそれを使う。7%を達成しているかどうかが比較できる。毎月積立をしている人は、月に決めた日に一回記録するだけでいい。自然に表ができる。最初はでこぼこしていて安定しない時期がある可能性はあるが、数年経つと積立総額が増え、リターンが安定してきて、利益を実感することができる。証券会社のサイトだとその時点の結果しかわからないので積立を実感することができない。あと、始めた時期によって現時点の結果は大きく違ってくる。しかし、長期間積立をしていると、安定してくる。(平均への回帰)表ができたら、エクセルを使ってグラフを作るのもありだと思う。

仕事を獲得する方法/少数の法則

 何度も書いているが、いいものは少ない。いいクリエーターは少ない。そして、いい発注者は少ない。見る人は多い方がいいのだが、本当に評価して、次の仕事に結びつけてくれる人は少数である。

仕事のやり方②/2戦目

 以前やった仕事と同じような仕事がやってくる場合がある。もし前回やった時に失敗していたら取り返すチャンスである。失敗してトラウマになったり、反省せずに同じ失敗をするのは最悪である。同じような仕事をしていても役職が変わったりしていると、そのチャンスを取りこぼす可能性がある。例えば、プロマネからプロデューサー。失敗した仕事と同じような仕事がやってくるタイミングは予想できないが、長くやり続ければ、そのチャンスがやってくる可能性は大きい。

運用・7%への道/ASML、インテル

 2年くらい前のNHKのBSのドキュメンタリーの半導体の特集。半導体製造装置のオランダのASMLが取り上げられていた。当時、番組を見ても何を作るのかよくわからなかった。(半導体を作る装置の会社とは?半導体すらよくわかっていないのに。)今では半導体の情報がたくさんあるので理解できる。同じ番組の中で、海外の分業が進んでいる中で、インテルのCEOがうちは全ての部品を自社で作っていると豪語していた。最近インテルは業績が悪くそのCEOが辞めた。過去の最新情報がその後どうなっているを注目したい。歴史(の循環)がどうなっているかを身近で体験したい。

運用・7%への道/コモディティ、米

コモディティとは商品のことである。現物に近い、金やエネルギーそして農産物もコモディティである。金の動きは比較的わかりやすいが、エネルギーは前にも述べたように魑魅魍魎(ちみもうりょう)である。金の次に注目されるプラチナだが宝飾品と工業製品のふた通りの使われ方がある。一見するとメリットに見えるが、全く違う使い道があるものは要注意である。様々な思惑が交差して、どうなるか予想ができない。日本の米は備蓄米を放出しているのに価格が下がらない。日経新聞は状況の説明だけで原因を明確にしない。(できない?)米はコモディティを特徴をよくあらわしている。