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仕事のやり方①/やりたいことをやる② 若き陶芸家

山形に移住してから自分で映像を作っている。理由は映像を作る感覚、技術を維持するためである。自分の気に入った山形の風景を撮影して、編集して、音楽をつけてホームページで公開している。それから、自分が入居しているシェアオフィスでアルバイトしている学生と話をして、彼らが学んでいることに興味を持ち、短いドキュメンタリーを作っている。ある学生は陶芸を勉強しているので、大石田町の釜があるところで撮影した。そこで色々な人と話をした。大石田の土に惚れて移住してきたフランス人、大きな風呂釜を陶器で作っている人など。とても面白い体験だったが、一番印象的だったのは、その学生が自分がやりたいことをやろうとしていることだった。陶芸で生活していくことは大変だと思うが、本人は目の前のことを目一杯楽しんでいる感じがした。こんな若者は久しぶりである。 

山形日記/25.11.24 山形ワインの楽しみ

 特にワイン好きでないのですが、Q1(シェアオフィスのある元小学校)のワインのイベントで飲んだワインが面白かったので、少し深掘りすることにしました。代表的なワインをいくつか飲んで、あまりピンとこなかったのですが、山形新聞にのっていた賞を取ったワインを飲んで少しびっくりしました。安くて美味しい!それからわかりやすく賞を取ったワインを中心に飲むようになりました。日経新聞に、フランスのワインが気候変動で苦戦している記事が載っていました。厳しい伝統的な決まりが足枷になっているようです。気温が高い台湾やインドで優れたウイスキーができているという話を思い出しました。山形のワインは歴史が比較的浅いので様々なチャレンジが可能です。作り手も増えているようです。楽しみです。

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儲ける/赤字仕事

仕事が赤字になりそうな時に、なんとか利益を上げようと、寸前まであがくプロデューサーを多く見てきたが、トータルで見ると、損をするケースがほとんどである。であれば、最初からこの位赤字と見込んで、腹を括り、なるべくスタッフに迷惑をかけず、クオリティを上げるべきである。 赤字仕事を受けないようにするにも、腹を括る必要がある。なぜなら、そのクライアントの仕事が一切なくなる可能性があるからである。しかし、そのクライアントと仕事を続けても、赤字を取り戻せる保証はどこにもない。むしろ、避けられることもある。 クオリティを上げたいために赤字でやってしまうと、クライアントは、こちらの考えなどお構いなしに、その金額でできると思い込む。そうなると次回の予算に影響する。つまり、自分の首を絞めることになる。 赤字になる前から戦略を立てる必要がある。

はじめに

私は東北新社という映像制作の会社を新入社員で入り、約20年間 C M を中心にプロデューサーをやり、最後の何年かは取締役も経験しました。 CM 以外では念願の映画も7本プロデュースしました。他にテレビドラマ、コンサート用の映像もプロデュースしました。しかし会社の中でやりたい仕事がなくなり、会社に自分の居場所がないことに気づき、2012年に自分で会社を作りました。会社を作って今年で10年目です。 新しい会社の仕事は当初考えていた小さな仕事だけではなく、前の会社でやっていた規模の仕事も入ってきました。この10年間でやりたいことはほぼやり尽くしました。今年で57才。まだまだ働けるという人もいますが、現役の CM プロデューサーとしては最高齢に近いと思います。(プロデューサーの寿命は短いです。) 自分のダイアリーを見直すと、大体10年おきに周期があることに気づきました。映像の仕事はもちろん続けますが、次の10年は変化の年だと思っています。自分の年齢でできることを楽しみながらやっていきたいと思っています。 最近、若い人と話をするために自分の過去の作品(ドラマ「ママ新発売」)を見返した時に、これを超えることは難しいと思いました。今見ても全然面白い。寂しいというより少し嬉しかったです。(自分は間違っていなかった。) 小説「ゲド戦記」で主人公が自分の影を追っていた、というエピソードを思い出しました。     私が経験してきたことをベースに、これから映像(プロデューサー)を目指す若者たちの手助けをしたいと思い、ブログをはじめました。   2021年2月 サイレントフィルム 谷口宏幸