私の周りに、山形出身で、東京で何年か修行して、山形に戻ってきて自分の店を開いた人が何人かいます。ヘアカットのCUTZの小松さん、メキシコ料理のタコス・イ・マルガリータの佐藤さん。話を聞くと、皆さん東京で何かを発見して山形に戻っています。例えば、佐藤さんは東京でメキシコ料理店で働き、タコス料理に可能性を感じたようです。①外で得られた知識をどう山形で生かすのか?他に、②山形→外、③山形→山形 ④外→外がありますが、大袈裟かもしれませんが、山形にとって①をどう生かすかが、運命の分かれ道だと思いました。
最近、溝口健二の「雨月物語」を見て、面白くてびっくりしたという知り合いの若いCM監督がいた。(そう、面白いのである!)その前に、中堅の女性CM監督がヒッチコックの「知りすぎていた男」を見て感動していた。その人はヒッチコックをほとんど見ていないようだ。この人たちがもっと若い時に、溝口健二やヒッチコックを見ていれば、もっと良いものが作れると思った。名作を見るのは、タイミングの問題がある。高校生が小津安二郎を見ても、その良さはわからないと思う。(私がそうだった。)良さがわかる年齢がある。そのタイミングで見ないと役に立たなくなる。しかし、本当の名作は見る年齢が違っても様々な発見がある。