上山温泉にある経塚山に登りました。低山でハイキング気分。誰も登ってなくて、蜘蛛の糸のようなものが道を遮っていたのを振り払いつつ登山を楽しみました。翌朝、体の一部分に大量の虫刺されの跡が出て少しびっくりしました。痒くてムヒをつけても治らず、皮膚科に行ったら毛虫だと言われました。糸の正体は蜘蛛ではなく、毛虫だったのです。毛虫はびっしり毛が生えているので、広範囲に刺されます。ゾッとする話ですね。でも、少し毛虫に詳しくなりました。私の家の近くの千歳山や富神山は登山道が開けていて、登る人も多いので、毛虫はいないようです。山それぞれに個性があって、いろいろ登って何度も登って経験を積むしかないと思いました。あと、頂上に着いたら休んでいる人たちに積極的に話をして情報を得るようにしています。
ルキノ・ヴィスコンティの「山猫」(1963) 。イタリアの貴族の没落の話である。ヴィスコンテ自身が貴族だったので、再現度が半端ない。まるで、絵画のような映像である。最後の舞踏会のシーンは現在では再現不可能である。しかし、面白いのは、貴族をノスタルジーとして描いているのではなく、庶民や新興成り上がりなど色々な人たちの視点で描いているところである。ヴィスコンティは、若い頃に共産党に入り、初期に貧しい漁民を主人公にした「揺れる大地」を監督している。「山猫」以降、貴族や上流階級を主人公にした映画が多くなるのだが、批判的に描いている。淀川長治が絶賛する「ルードウイッヒ」はその頂点である。(暗くて少し異常な内容で、さすがにお勧めできません。)この複雑な人間観が、ヴィスコンティの映画を唯一無二のものにしている。