バルザックを初めて読んだ。(「ラブイユーズ」)滅茶苦茶面白い!(この表現は久しぶり)メインの登場人物のほとんどが金の亡者である。それも超個性的。バルザックは、当時の年金制度や宝くじや恩給制度を駆使しながら、リアルに描いている。(なので、少し予習が必要。)ドストエフスキーはバルザックの影響を受けているので、「カラマーゾフの兄弟」との共通点も多い。カラマーゾフは宗教的エピソードも多いのだが、「ラブイユーズ」にはそういった要素は全くなく、欲に憑かれた人間がどうなるのかを描き切っている。カラマーゾフもそうだが、ある程度人生を経験したものが読むべき本である。人間の本性は基本的に変わらないということが強烈にわかる。そして、何度も言うが超面白い!かしこまった文学ではなく、完全にエンタメである。運用における人間の心理を知るための参考になる。
個別株は買わない方針だが、最近の面白い話。デジタルホールディングスという広告代理店がある。元オプトで私も知っている会社。ここが業務を大きく変えて、社名も変えてしまった。一見ダサい名前。しかし、かのピーター・リンチによれば、ダサい名前の会社ほど可能性があるという。業績は広告業界の中でもいい。少し注目。しばらくして、日経新聞で、博報堂がデジタルHDを買収するという記事を見た。博報堂は目のつけどころがいいと思った。しかし、しばらくして、シルバーケイプという海外の投資会社がデジタルHDの株を保有していて、買収合戦に参加するという記事が出た。個人的には、博報堂は絶対デジタルホールディングスを買収したいので、予定より高値で買収すると思ったらそうなった。シルバーケイプは、目論見通り、差額分で儲けることができた。上の上には上がいるという例である。