以前、米の価格がなぜ下がらないのか、理由がわからないと書いたが、小泉さんが農相になって米を下げると宣言してから、急に理由がわかるようになった。そして、安い米が出ると文句を言う人が出てくる。この人たちが米の価格を下げない犯人である。本当は、下がらない時に理由が分りたいのだが、新聞も含めなかなか説明してくれる人がいない。よくあることなので疑問に思ったら、理由がわかるまで待ってみる。このような知識を蓄積すれば、予想がしやすくなる。
S&P500とは、アメリカの代表的な500企業の株価をまとめて数字(指数)にしたもの。日本だと日経平均。(日本の代表的な企業225社が対象)アメリカを代表するということは、世界を代表する企業なので、そのパフォーマンスは、本当に凄い。指数に組み入れられている個々の企業を調べてみる。S&P500に入っているある会社と、日経平均に入っている同じ業態の会社の財務指標等(ROA、ROE、PBRなど)を比較すると一目瞭然である。どんなに元気だと言っても、新興国もまだまだ及ばない。かのバフェットでさえ、いつだか、S&P500の投信を積み立てるだけでも十分だと、と言っている。かつて驚異的なパフォーマンスで有名なマゼランファンドのピーター・リンチも、S&Pを超えるパフォーマンスを出し続けることの困難さを自著で語っている。