金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。
クリエーターがやりたいことをやるために会社を作るのだが、事業計画のある会社は少ない。会社は利益を上げ、社員の生活を保障する場所である。利益を上げるためのクリエイティブである。このことがわかっていない人が沢山いる。
クリエーターにありがちなのは、いいものを作れば利益は自然と出てくる。そして、自分はそれができると錯覚することである。たまに恐ろしくできる人がいるが、クリエイティブと経営は相反する部分があるから、ずっとはできない。
何度も言うが、事業計画を立てることである。
自分で会社を作って良かったと思うのは、世の中のことがよく分かったことである。大きな会社にいると、保険、税金、年金のことはもちろん、ネット等の最新のテクノロジーがおまかせになる場合が多い。そして、一番大きいのは、嘘やごまかしがなくなった。ディズニーのボブ・アイガーは、小さくはじめない!と言っているが、自分のために、時間をかけて小さく始めるのも十分ありだと思う。