日経の私の履歴書で、保険会社の元経営者が海外企業の買収について言及していた。なぜ、日本企業は、ある時期になると海外企業の買収に血道を上げるのか。私が知る限り多くが失敗している。東芝、資生堂、電通など。ニデックのように時間をかけ用意周到に買収して成功しているように思えたが、最近はお荷物になっているようである。成功した企業にはたまたま感がある。買収で株価を上げている会社は要注意である。会社の自力成長に限界があることを露呈しているようなものである。
日経の私の履歴書を読むと、今の大企業の経営者は、サラリーマン経営者がほとんどで、最初からこれをやりたい!とその会社に入った人がほとんどいないことに驚かされる。いくつかパターンがあって、自分の業績ばかり言う人は危険である。その人にいるときにピークを迎え、その後がうまくいっていない場合が多い。また、業界の根本的な問題にどう向き合ってきたかも気になる。今も尾を引いている場合がある。要注意である。最後に、後任の選び方。自分に足りないものを持っている人を選ぶのはどうかと思う。なぜなら、後任の人が足りないものをどう補うかが気になる。私の履歴書は1ヶ月で終わる。しかし会社はずっと続く。企業を読み解くヒントが多くあると思っている。ちょっとした現在進行形の推理小説でもある。