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4月, 2025の投稿を表示しています

運用・7%への道/米

 以前、米の価格がなぜ下がらないのか、理由がわからないと書いたが、小泉さんが農相になって米を下げると宣言してから、急に理由がわかるようになった。そして、安い米が出ると文句を言う人が出てくる。この人たちが米の価格を下げない犯人である。本当は、下がらない時に理由が分りたいのだが、新聞も含めなかなか説明してくれる人がいない。よくあることなので疑問に思ったら、理由がわかるまで待ってみる。このような知識を蓄積すれば、予想がしやすくなる。

テレビなど/商品が増え続ける店

動画配信は、プラットホームにどんどん新しい作品が増え続けている。昔の作品もそのまま置いてある。(時々見れなくなるものもある。)そして、値段(サブスク)はあまり変わらない。 個人的な意見だが、最新の韓国ドラマを見るよりも、もし見ていないのなら、「愛の不時着」を見たほうがリッチな体験ができる。根底にあるのは、いいものはそんなに多くないという考えである。新作を作り続けることが非効率になる時がくる可能性がある。

運用・7%への道/今言うな!

 日経新聞の「逆境下の資産形成」という記事。株価が急落した時こそ長期積立が生きるという内容。急落した時には、毎度似たような記事が出る。間違っていないのだが、株価が上がり続けている時にも堂々というべきである。この記事を読んで、長期積立をやろうという人たちは短期派と同じ思考(「これだ!」)だと思う。

仕事のやり方②/やりたいことをプレゼンする

会社に入って、与えられた仕事ばかりやっていると、自分が本当にやりたいことをプレゼンすることができなくなってしまう。スピルバーグの古い伝記「はじめて書かれたスピルバーグの秘密」には、実績も何もない若きスピルバーグがデビュー作を作ろうと悪戦苦闘している様が描かれている。どんなに実績のある人も最初は似たりよったりである。大体が、偶然か非常識な行動から始まる。自分がそういうことができるかどうか、先人の行動はとても参考になる。非常識だと思っていても、誰かがやっているのならできる可能性が高い。私が伝記を読むのは、そういう発見があるからである。よく「知らないから」「やったことがない」と言う人がいるが、物理的にできないことはほとんどない。

運用・7%への道/トランプの怖いところ

トランプの周りの人たちが、トランプのことを完全に信用していないこと。ドイツでナチスが大きくなったのは、ドイツのエスタブリッシュ層が自分たちの損得勘定から、ヒトラーの側についたからだという話を思い出す。でも、トランプ本人は周りの人たちをある程度信用しているのではないか。自分の周りでもよくある話である。

会社/ちょっと社長

 元部下がある会社の社長になるという。「(ちょっと)やってみようと思った。」と言う。創業者はよっぽどの覚悟で会社を始めているのに、そんな気持ちでうまくいくはずはないと思った。社長の意味を理解していない。誰も教えてくれなかったと思う。私は以前いた会社で、執行役員、取締役になっても、誰も何をやるのか教えてくれなかった。事業がうまくいっている場合は、熱心な部下に任せていれば良いのだが、世の中が変化して、うまくいかなくなった場合、社長の判断が重要である。またそういった将来に向けて布石を打つのも社長の仕事である。ちょっとでできる仕事ではない。「ちょっと社長」は、間違いなく今の日本がうまくいっていない原因の一つだと思う。

運用・7%への道/セゾン投信

 最初に投資信託の積立を始めたのはセゾン投信。理由は、アメリカの運用会社のバンガード社の新聞広告がシンプルでカッコよかったので、どこで販売しているのか調べたら、セゾン投信だった。創業者の中野さんは積立王子で有名だったが、親会社と喧嘩して辞めてしまった。どうなるかと気にしていたが、運用責任者の瀬下さんが相変わらず、動画で解説をやってたり、インタビューに出ている。この瀬下さんが面白い。自分のことを臆病者だという。安易な見立て、予想は全くやらない。決められた方針に基づいて淡々と微調整を行う。私は、株と債券を半々に投資するセゾン投信のファンドを積み立てているが、急上昇、急降下は比較的しない。今のような時期には頼もしいファンドである。設定来からの成績を見ると、私の目標である年7%には達していない。最近は株高だったので7%を超えていたが、また下がる可能性がある。そのために、少しリスクのあるファンドを買っている。運用責任者(ファンドマネージャー)本人が説明している動画は、他の責任者と比較してみると色々と発見がある。うるさいYouTuberより全然良い。

儲ける/フェリーニ

 イタリアの巨匠監督フェデリコ・フェリー二(「道」、「甘い生活」)の古い伝記を読んだ。面白かったのは、彼は、キャリアの後半におけるきらびやかな映像表現(「ローマ」、「アマルコルド」両方ともロケに見えるシーンも巨大なセットを作っている)が有名だが、製作費の確保にはいつも困っていたことである。あの、自由奔放な映像を作っているフェリーニでさえも、出資者が見つからなく、自ら金策に走っている。巨匠と言われる人の作品歴を見ると、巨大な利益を上げた名作を作っている反面、失敗した大作も多い。失敗した理由は、利益を上げた名作を再現したい人がお金を出すからである。しかし、そんなに簡単にはいかない。そこで、続編やシリーズものが出てくるのだが、個人的には映像の多様性に貢献しないと思っている。一方、キューブリックが「2001年宇宙の旅」の後に、わざと「時計じかけのオレンジ」を安く作ってヒットさせたのは興味深い。なかなかできることではない。

運用・7%への道/ほったらかしはダメ

長期分散積立のところでも書いたが、制度が変わったり、新しい商品、会社ができたりするので、定期的にチェックするべきである。例えば、投資信託やETFを毎月チェックする。基準価額は上下するので一喜一憂はある。しかし、個別株ほど動きが急激でないので、理由を分析する余裕がある。また、うまく分散をすれば、下がるものもあれば、上がるものもある。そういったことを10年くらい体感し続ければ耐性ができる。ある程度の予想をすることもできる。