以前、米の価格がなぜ下がらないのか、理由がわからないと書いたが、小泉さんが農相になって米を下げると宣言してから、急に理由がわかるようになった。そして、安い米が出ると文句を言う人が出てくる。この人たちが米の価格を下げない犯人である。本当は、下がらない時に理由が分りたいのだが、新聞も含めなかなか説明してくれる人がいない。よくあることなので疑問に思ったら、理由がわかるまで待ってみる。このような知識を蓄積すれば、予想がしやすくなる。
監督のウイリアム・ワイラー(1902〜1981)とカメラマンのロバート・サーティース(1906〜1985)の二人。この二人に共通する凄さは、長い現役生活の中で、全く異なる題材の映画を何本も作ったことである。そして、そのどれもが名作揃い。
ウイリアム・ワイラーは、プロデューサー③のゴールドウインがプロデュースした人間ドラマ(我らが生涯最良の年)以外に、西部劇「大いなる西部」、史劇「ベン・ハー」、ラブロマンス「ローマの休日」、サイコスリラーの古典「コレクター」を監督している。
ロバート・サーティースは、ワイラーと「ベン・ハー」、「コレクター」などで組んでいるが、それ以外に、ニューシネマの名作「ラスト・ショー」、ボブ・フォッシーのデビュー「スイート・チャリティ」を撮影している。ボブ・フォッシー(「キャバレー」「オールザットジャズ」現代ミュージカル映画の巨人)はいつも有名カメラマンを使うのだが、デビューにサーティースを使ったことは驚きである。YouTubeで見ることのできるラストのNYロケのナンバーは、斬新でアイデアに満ち溢れている。
どれも、同じ人間が作っていると思えない作品である。ハリウッドはもちろん、世界中探してもこんな人たちは滅多にいない。