金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。
チャートは面白い。見る期間によって、全く景色が違ってくる。10年未満の比較的最近の値動きはわかりやすいが、それより前の出来事、例えば、ITバブル、リーマンショックなどを、チャートから読み取ろうとしても、全期間の値動きを見ても、最近の動きの方が、派手?に見えるので、当時大きかったはずの動きが、小さくて見えてしまう。そこで、例えば1989年から1992年と言うふうに期間を限定してみるしかない。しかし、そこまでする人はほとんどいないと思う。分散投資する場合、株と債券のように逆相関の関係にあるものと言われるが、チャートを見ても、そんなにきれいに逆相関してくれない。チャートを見ると、定説を疑わしく感じる時がよくある。