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運用・7%への道/歴史に学ぶ

個人的に参考にしているのは、漫画世界の歴史(角川まんが学習シリーズ)である。世界の動きを手っ取り早く学べる。と言っても20巻もあり、普通の漫画のように読んではダメで、じっくり前後関係を理解しながら読む。(よく時間をさかのぼる時があるのでわからなくなる。)特に第一次大戦以降は、巻数も多く、とても参考になる。 武者リサーチの武者陵司さんの動画、著書は、独自の歴史観に基づいているので、とても面白いのだが、予想を外す時もある。歴史は繰り返す部分もあれば、全く予想外の展開になることもある。だから、面白いのである。

仕事のやり方②/プロモーション①

自分で会社を作った時に、まずホームページを作った。そして、HPが更新した時に、送り先のリストを作り、DM(ダイレクトメール)で告知する。沢山の人に見てもらおうと考えてなくて、自分が重要と考えている人に確実に届くようにしている。何年もやっていると、どの程度のリアクションがあるかわかるようになる。そして、その様子を見ながら少しづつ内容を変えていく。

1人でやっている会社なので、良いクライアントから良い仕事が来るようにしたいと考えている。良い仕事であれば、年間1〜2本で十分である。こういったプロモーションで重要なのは、ある程度一貫性を保ちながら、長く続けることである。


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儲ける/赤字仕事

仕事が赤字になりそうな時に、なんとか利益を上げようと、寸前まであがくプロデューサーを多く見てきたが、トータルで見ると、損をするケースがほとんどである。であれば、最初からこの位赤字と見込んで、腹を括り、なるべくスタッフに迷惑をかけず、クオリティを上げるべきである。 赤字仕事を受けないようにするにも、腹を括る必要がある。なぜなら、そのクライアントの仕事が一切なくなる可能性があるからである。しかし、そのクライアントと仕事を続けても、赤字を取り戻せる保証はどこにもない。むしろ、避けられることもある。 クオリティを上げたいために赤字でやってしまうと、クライアントは、こちらの考えなどお構いなしに、その金額でできると思い込む。そうなると次回の予算に影響する。つまり、自分の首を絞めることになる。 赤字になる前から戦略を立てる必要がある。

はじめに

私は東北新社という映像制作の会社を新入社員で入り、約20年間 C M を中心にプロデューサーをやり、最後の何年かは取締役も経験しました。 CM 以外では念願の映画も7本プロデュースしました。他にテレビドラマ、コンサート用の映像もプロデュースしました。しかし会社の中でやりたい仕事がなくなり、会社に自分の居場所がないことに気づき、2012年に自分で会社を作りました。会社を作って今年で10年目です。 新しい会社の仕事は当初考えていた小さな仕事だけではなく、前の会社でやっていた規模の仕事も入ってきました。この10年間でやりたいことはほぼやり尽くしました。今年で57才。まだまだ働けるという人もいますが、現役の CM プロデューサーとしては最高齢に近いと思います。(プロデューサーの寿命は短いです。) 自分のダイアリーを見直すと、大体10年おきに周期があることに気づきました。映像の仕事はもちろん続けますが、次の10年は変化の年だと思っています。自分の年齢でできることを楽しみながらやっていきたいと思っています。 最近、若い人と話をするために自分の過去の作品(ドラマ「ママ新発売」)を見返した時に、これを超えることは難しいと思いました。今見ても全然面白い。寂しいというより少し嬉しかったです。(自分は間違っていなかった。) 小説「ゲド戦記」で主人公が自分の影を追っていた、というエピソードを思い出しました。     私が経験してきたことをベースに、これから映像(プロデューサー)を目指す若者たちの手助けをしたいと思い、ブログをはじめました。   2021年2月 サイレントフィルム 谷口宏幸