現実は、過去の自分の歴史を再現する可能性がある。自分の成功、失敗を、忘れるのではなく、正確にフィードバックして、修正していくことを積み重ねていけば、運用に生かすことができると思う。ピンカーの「20世紀の啓蒙」によると、人間の歴史は、長い時間をかけての啓蒙の歴史である。過去の歴史、自分の歴史、現実(最近)の歴史を擦り合わせることができれば、さまざまな予測ができると思う。
ある程度年を取ったら、将来出入りするお金が大体わかる。そのためには数年間、家計簿をつける必要がある。コロナの時に暇だったので、時間をかけてシミュレーションをしてみた。運用については、7%のリターンで積立を続けると、100歳で凄い金額になるのがわかった。でも、自分の同期や周辺を見ると、そんなに長生きできそうにないので、平均寿命で想定する。そうすると、どれくらいの運用を目指せばいいのか、大体わかるようになる。お金は死んだら、天国(地獄)へ持っていけない。残ったお金をどうするかを考えている。シミュレーションは毎年訂正して、精度を上げるようにしている。シミュレーション通りになると余裕ができるようになる。