スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2月, 2025の投稿を表示しています

運用・7%への道/平均への回帰

 平均への回帰と聞けば、なんだ平均かと思う人がいると思うが、ここで言う平均とは"平均的な"リターンのことを言う。プラスマイナスゼロではない。分散して長期で積立を行えば、多少のでこぼこがあっても、平均的なリターンを得ることができる可能性が髙い。短期投資や集中投資だと、失敗した時に取り戻すのはギャンブルになる可能性がある。平均的なリターンは長期になれば、スノーボールとなって膨大な金額になる。簡単な数式を使ってシミュレーションすればわかる。積立と長期は誰にでもできる。残るは分散の仕方次第。これは知性が必要になると思っている。それは個人的な興味の範囲から始められる。だから運用は楽しい。

世の中/ブームの後始末

道路の陥没事故が頻繁に起きている。建築関係の公務員だったおじによると、何十年も前はインフラに物凄いお金が投入されていたという。そして、今になってそのつけが回っている。この話を聞いて、広告業界、テレビ業界も似たような状況だと思う。「一倉定の経営心得」には、社員の第二の人生まで心を配る社長は名経営者であると書いてあるが身近でそんな人にはいない。業界全体、会社で考えると難しいが、個人であれば可能性はあると思う。

運用・7%への道/ETF①

 去年よりアメリカの安定的に伸びそうな業種のバンガード社のETFを毎月少しづつ買い始めた。ETFは上場しているので、一株単位で買う必要があり、投資信託のように定額で積み立てることができない。経費は投資信託よりも安い。ウエルスアドバイザーやみんかぶのような情報・比較サイトも不足しているので、ある程度自分で管理する必要がある。投資信託をやっている人には確実に不便である。また、ETFによっては、同じ内容の投資信託よりもリターンが少ないものもある。例えば、世界的に有名な会社が販売している新興国のETFよりも、日本の投資信託の方がリターンが高い場合があった。今のところ、私の買っているETFは、S&P500のETFに負けている。自分が伸びそうに思っているよりも、伸びている業種が次々と登場している可能性がある。

世の中/司馬遼太郎

 日本人は、司馬遼太郎が大好きである。(さすがに最近見直されている。)映画評論家の春日さんは、時代劇はファンタジーであると言う。最近の「トワイライト・ウオリアーズ」という香港アクション映画では、舞台が犯罪街で有名だった九龍城砦である。そして、九龍城砦が青春のノスタルジーとして描かれているのには少しびっくりした。九龍城砦はすでに取り壊され、物語を楽しむにはそれでいいのだが、実際の歴史は今に続いている。起承転結がない世界である。しかし、同じ話が繰り返される。自分がそういった流れの中で、どこにいるのか?

運用・7%への道/金

金は面白い。世の中が不安定になると上がる。これは間違いない。今、世界中でいろいろな紛争があるので、金は上がりっぱなしである。私が積立を始めた時は安かった。ブームでもなんでもなかった時に、いきなり金を買おうと思いたち、いろいろ調べてみて、現物で買えて、一番手数料の安い会社にした。その時は手数料が高かったり、怪しい会社が沢山あった。私が選んだ会社は、ネットで純金積立を始めたばっかりだった。メインをS&P500にして、金を少し積み立てるのはありだと思う。他の全てが下がっても、金だけが上がって、心が穏やかになったことが何度かある。しかし、現在は、歴史的にとても高いので、始めるのは大きく下がった時だと思う。これは他にも言えることである。高い時に買って、下がって、元に戻るのどれくらいかかるかは誰もわからない。金がこの先何倍にもなるという人がいるが、ギャンブルに近いと思う。投資を始めるタイミングは、ブームに乗るのではなく、ふとしたきっかけで、自分で勝手に盛り上がって、マイブームになって徹底的に調べて、冷静に判断するのがいいのではないかと思っている。

テレビなど/サブカル史

NHKのBSでやっていたサブカルチャーの歴史が面白い。アニメ、アイドル、サイバーパンクなど、ジャンルごとに解説していて、代表作の取り上げ方が偏っていると思うのだが、そもそも全体を把握することは困難なので、知らないことの方が多くとても勉強になる。サブカルチャーは、手の届かない芸術に対する、新しいテクノロジーを得た大衆の反逆である。大きな美術館に行けば、技巧を凝らした絵画から、急に印象派など、全く違うヘタウマ!な画法に変わってしまう有様を実感できる。サブカルは、消費が伴うと爆発的に浸透する。しかし、大きなビジネスなると寿命を縮めてしまう。理由の一つは、加速、増加するとみんな飽きるからだと思う。

運用・7%への道/長期分散積立の勝者②

長期分散積立の成功者が世の中に出ない理由を考えてみた。①地味、マスコミ受けしない ②カッコ悪い、堂々と言えない。(みんなギャンブラーがかっこいいと思っている。) ③手数料目当てにしている人など、儲からない人が増える。 ④歴史的に浅い。全く気にする必要がない。

運用・7%への道/長期分散投資の勝者①

 長期分散投資をする人は、①短期投資の人に勝つ。②間違ったやり方の人に勝つ。③何もやらない人に勝つ。①は時々凄い結果を出す人がいるが、概ね勝てると思っている。この3種類の人に勝つ。まさに敗者のゲームである。

仕事のやり方②/思い込み②

 最近、あるオムニバス形式の長寿ドラマを1本をプロデュースした。周りからよく言われたのは、”らしさ”である。番組に対する”思い”と言うことも言われた。これは、”思い込み”と解釈する。”らしさ”と”思い”は、いつかは飽きられる。全部である必要はないが、常に冒険し続けることはとても大事だと思っている。でないと惰性で作られることになる。作り手としてはその方が楽であるが、見ている方もある意味で楽なのだろう。