金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。
日本の映像は産業として脆弱なところがある。流れも早いし、ブームも短い。個人的にはテレビが今のような状態になるとは想像もしなかった。自分はテレビCMからスタートしたが、今は勢いはない。近年コンサートに勢いがあったが、コロナのようなことがあるとあっという間である。変化に対応できる強みを武器に、積極的にいろいろやるべきである。一つのことをずっとやり続けることができるのはよほど強運の持ち主だと思う。生き残るためにいろいろやらなけらばならないのは、日本人(人間)の宿命のようなものだと思う。映像プロデューサーは、いろいろやりながら少しでも良いところを見つけて取り入れ続けたい。
会社を始める前に会計士から「器用はあかん!」と言われた。この言葉を念頭に入れつつも自分の強みを起点にして、いろいろやるのはリスクヘッジとしてはありだと思う。但し力が分散されるので大きく成功はしない。