金が余ると、投資家はいろいろな投資先を物色しはじめる。REITや今まで見向きもされなかった業種。YouTuberが昔から上がると言っているコモディティ(本人はやったーと大喜び)。当然、専門家はもっともらしく見立てる。これは悪い兆候だと思う。そして、上がり続ける可能性が少ないので、どこかで売らなければならない。ではどこで売ればいいのか?誰にもわからない。気がついたら、元に戻っている、もしくは買った時よりも下がっている。いつかどこかで見た光景である。
長くやるべきである。
映像プロデューサーは、いろんなことに興味を持ち、勉強し、ストック(経験・知識・技術)を増やせば、それを生かせる時がやってくる可能性が高くなる。いいチャンスは数は少ないが、必ずやってくる。時間をかけてやっているからこそチャンスがやってくる可能性が高まる。ストックの増やし方は、相関を意識すること。同じ方向だけでなく、全く違うことにもチャレンジすること。これができるかできないかが運命を変える。
1つのことをやり続け、1番になれば得るものは多いが、1番になれる人はひと握りなので結果的に効率が悪い。しかし、沢山ストックを増やそうとすれば、時間がかかる。早くやろうとすると拙速になる。時間をかけて、ゆっくりやるべきである。行き当たりばったりでやるのではなく、ある程度計画を立ててやるべきである。綿密な計画を立てると、計画を達成することが目的になってしまう。
あまりお金儲けを意識せずに、純粋にクリエイティブなことをやった方が長続きすると思う。そして、凝りすぎない。矛盾しているかもしれないが、器用はビジネスにとって大敵である。バランスの問題でもあるが、人それぞれ年齢によって正解が異なるので、早く始めて自分なりの解を見つけることである。やりたいことに時間をかけて、楽しみながらものにすることである。これを一生かけて習慣にすることである。
個人の時間の感覚と会社の時間の感覚は、一時的に合う場合もあるがずっとではない。合わない場合は効率が悪くなるし、お互いが幸せになれない。ある程度ストックがあれば、環境(会社)を変えることもできる。