ダロン・アセモグル等が書いた「自由への命運」という本を読んでいるが、日本は本当に公平で自由な国だと思う。そんな素晴らしい環境でも、やらない人はやらない。どんなに目の前に良い機会があってもやらない。ファストでもスローでもない人が一定数存在する。
若い人と話をしていると、自分の会社の偉大なる部分を理解していない人が案外多い。年寄りが、昔は良かった、と過去を美化するのは問題があるが、若い人が目の前の成果だけに集中して、会社を成長させた過去を冷静に分析しないことは、とてももったいないと思う。その会社にしかない多くのヒントがあると思う。