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運用・7%への道/平均への回帰

 平均への回帰と聞けば、なんだ平均かと思う人がいると思うが、ここで言う平均とは"平均的な"リターンのことを言う。プラスマイナスゼロではない。分散して長期で積立を行えば、多少のでこぼこがあっても、平均的なリターンを得ることができる可能性が髙い。短期投資や集中投資だと、失敗した時に取り戻すのはギャンブルになる可能性がある。平均的なリターンは長期になれば、スノーボールとなって膨大な金額になる。簡単な数式を使ってシミュレーションすればわかる。積立と長期は誰にでもできる。残るは分散の仕方次第。これは知性が必要になると思っている。それは個人的な興味の範囲から始められる。だから運用は楽しい。

運用・7%への道/金

金は面白い。世の中が不安定になると上がる。これは間違いない。今、世界中でいろいろな紛争があるので、金は上がりっぱなしである。私が積立を始めた時は安かった。ブームでもなんでもなかった時に、いきなり金を買おうと思いたち、いろいろ調べてみて、現物で買えて、一番手数料の安い会社にした。その時は手数料が高かったり、怪しい会社が沢山あった。私が選んだ会社は、ネットで純金積立を始めたばっかりだった。メインをS&P500にして、金を少し積み立てるのはありだと思う。他の全てが下がっても、金だけが上がって、心が穏やかになったことが何度かある。しかし、現在は、歴史的にとても高いので、始めるのは大きく下がった時だと思う。これは他にも言えることである。高い時に買って、下がって、元に戻るのどれくらいかかるかは誰もわからない。金がこの先何倍にもなるという人がいるが、ギャンブルに近いと思う。投資を始めるタイミングは、ブームに乗るのではなく、ふとしたきっかけで、自分で勝手に盛り上がって、マイブームになって徹底的に調べて、冷静に判断するのがいいのではないかと思っている。

テレビなど/サブカル史

NHKのBSでやっていたサブカルチャーの歴史が面白い。アニメ、アイドル、サイバーパンクなど、ジャンルごとに解説していて、代表作の取り上げ方が偏っていると思うのだが、そもそも全体を把握することは困難なので、知らないことの方が多くとても勉強になる。サブカルチャーは、手の届かない芸術に対する、新しいテクノロジーを得た大衆の反逆である。大きな美術館に行けば、技巧を凝らした絵画から、急に印象派など、全く違うヘタウマ!な画法に変わってしまう有様を実感できる。サブカルは、消費が伴うと爆発的に浸透する。しかし、大きなビジネスなると寿命を縮めてしまう。理由の一つは、加速、増加するとみんな飽きるからだと思う。

運用・7%への道/長期分散積立の勝者②

長期分散積立の成功者が世の中に出ない理由を考えてみた。①地味、マスコミ受けしない ②カッコ悪い、堂々と言えない。(みんなギャンブラーがかっこいいと思っている。) ③手数料目当てにしている人など、儲からない人が増える。 ④歴史的に浅い。全く気にする必要がない。

運用・7%への道/長期分散投資の勝者①

 長期分散投資をする人は、①短期投資の人に勝つ。②間違ったやり方の人に勝つ。③何もやらない人に勝つ。①は時々凄い結果を出す人がいるが、概ね勝てると思っている。この3種類の人に勝つ。まさに敗者のゲームである。

仕事のやり方②/思い込み②

 最近、あるオムニバス形式の長寿ドラマを1本をプロデュースした。周りからよく言われたのは、”らしさ”である。番組に対する”思い”と言うことも言われた。これは、”思い込み”と解釈する。”らしさ”と”思い”は、いつかは飽きられる。全部である必要はないが、常に冒険し続けることはとても大事だと思っている。でないと惰性で作られることになる。作り手としてはその方が楽であるが、見ている方もある意味で楽なのだろう。

仕事のやり方②/思い込み①

 かなり前に、ある化粧品メーカーの海外向けの企業PRビデオを作ったことがある。企画で、表現にアニメーションを提案したところ、「アニメは、ヨーロッパでは子供向けだから」と言われた。誰が言っているのか?アニメは子供向きだと思っている人がいると思った。しかし、ヨーロッパには、大人向けのアニメの伝統がある。おそらく、子供向けだと思っている人はそういう作品を見たことがない人だと思う。NHK BSで放送していたサブカルチャーのドキュメンタリーを見ると、新しいブームの発端は、既成概念の逸脱が多い。そして、その多くが大衆にとって望まれたものである。現在、映画の興行成績の上位はほとんどがアニメである。そして、全ての年齢が対象である。特定の人の固定観念が業界の進歩を遅らせている場合が多くあると思う。

運用・7%への道/投資信託のリターン

 投資信託の広告では、手数料、経費が安いとか、資産総額が大きいとかが多く、一番気になるリターンに関してはあまり明確にはされない。これは、始める時期、期間によって大きく変わるからだと思う。長期に投資すれば、平均に回帰するというけれど、何年でどのくらいのリターンになるかは知りたいところである。誰も教えてくれないのなら、自分でリターンを決めてみる。そして、その目標に向けて、定期的に記録を取りながら、時間をかけていろいろやってみるのは、長期分散積立投資の醍醐味だと思う。